ラーティンクの水に宿る魔力①

 
~ラーティンクとは~

ラーティンクから湧き出ている”ドラゴンの命の源”である水には、沢山の魔力が宿っていますが、その一つが「美しさを全身全霊で感じる取る力」です。
 


古代においてドラゴン・マスターである森の魔女達は、自らを魔女として高める為にこの水の魔力を借りることがありました。

この水を飲み、森羅万象の美しさを全身全霊で感じ取る力を高め、極めていたのです。


森羅万象の美しさを全身全霊で感じ取れることは、この世界におけるあらゆる美しさに気付き、感動することが出来るという事です。
全身全霊で感じ取るという事は、森羅万象の美しさを一切取りこぼすことなく感じ取れるという事です。

この力はドラゴンにとっては生まれ持った力ですが、魔女にとっては簡単に得られる力ではありません。

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森羅万象の美しさを全身全霊で感じ取る力は、古代森の魔女が”常に美しい魔法を創造し続けるために必要としていた力”の一つでした。
森羅万象に存在する美しさを見つけ続け、その美しいエネルギーを自分の一部として吸収したり、魔法の材料として活かすことで、より美しく高等な魔法を創造することが出来るからです。

森羅万象に存在する美しさを取りこぼすことなく自分の美しさの一部とし、そして魔法の一部とする事が出来ている限り、その魔女は魔法創造で迷う事はありません。
いつも自分の傍にある魔法の材料、魔法の源となる美しいエネルギーに気付くことが出来るので、魔法創造におけるインスピレーションが止まることはないのです。

 
ラーティンクの水は簡単に手に入れられるものではないため、ドラゴン・マスターの中でもほんの一部の森の魔女しかこの力を借りることは出来ませんでした。
来世に継承できる高等魔法を創ること、魔法界への貢献を期待された者だけが、ドラゴン王国からこの力を借りることが出来たのです。

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