森の魔女とオオカミ

古代においてオオカミは、”家族愛・仲間愛”の強い動物として、森の魔女達の間で大切にされてきた動物の一つです。

オオカミは自分の家族や仲間への愛情が深く、結束力が強い動物で、いつもお互いを守っていました。オオカミたちは決して切れることのない、強い絆で結ばれていたのです。(逆に自分達以外の存在にはほとんど興味を示しませんでした。)

その絆はオオカミたちのオーラにも表れていて、オオカミは雪の様にキラキラと輝くオーラを放っていました。
この美しいオーラを闇の魔法に使うために、オオカミの命を狙う悪い人達もいましたが、一度もオオカミをとらえることは出来ませんでした。
何故ならオオカミは危険を感じると幻想的なオーラを放つことで、自分や家族、仲間達を守っていたからです。


そのオーラは星空に七色が混ざった様な、とても幻想的な輝きでした。


このオーラが発せられると、悪い人達はオーラに惑わされ、オオカミたちに一歩たりとも近づくことが出来ません。
そして悪い人たちは自分が何故この場にいるのか、何をしに来たのかすっかり忘れてしまい、オオカミの前から立ち去って行くのです。

 
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古代森の魔女時代、私と数名の森の魔女は群れから離れてしまった子供のオオカミが悪い人に捕らえられそうになっているのを見つけました。
まだ子供なので自分から発せられるオーラをうまくコントロールできず、プロテクションとなる幻想的なオーラの力が弱かった様です。

私たちはその子供オオカミを助け、その時からオオカミたちは私達森の魔女を「仲間」として迎え入れてくれるようになりました。
古代森の魔女達が集合する森には必ずオオカミが存在し、森の魔女達を危険から守っていてくれましたが、これはオオカミにとって私たち森の魔女は仲間だったからです。

いつしかオオカミは私たちにとって大切な仲間となり、オオカミは自分たちをいつも守っている幻想的なオーラの力を、魔法の材料として分け与えてくれるようになりました。

私たちはオオカミに感謝を伝えながら、何度生まれ変わっても私たちがオオカミと愛で繋がっています様に…という願いを込めて、自分自身や他の森の魔女を悪意から守るためにのプロテクションとして、このオーラの力を使いました。

このオーラで自分たちをプロテクションするたびに、オオカミの愛の深さを感じ、
家族や森の魔女の仲間にいつも愛を向けることの大切さを、実感していました。


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