ドラゴン王国では、夏が近づくと王国内の様々な場所にドラゴンの卵が生まれます。不思議に感じるかもしれませんが、ドラゴンの卵は特定のドラゴンから生まれるわけではありません。
この様にある日突然、王国内で生まれるのです。
※卵自身がどうやって突然王国から生まれるのか・・・それはドラゴン王国にとって秘密の情報になるため、ドラゴン王国と相談してブログには書かないことにしました。8・9月の講座に参加する森の魔女にはお話させていただきます。
草の茂み、泉の中、土の中、木の枝の近く・・・
ドラゴン・リリアーナは王国中に生まれたドラゴンの卵を探し、集めます。
そして、ドラゴンリリアーナが生まれた卵を管理する「卵の洞窟」へと連れていくのです。
洞窟には特別な結界が張られているため、魔女でこの洞窟に入ることが出来るのはドラゴンマスターに限られます。
洞窟の中にはそれぞれの卵専用のベッドが用意されていて、夜になると必ずこのベッドの中で眠ります。このベッドには魔力が宿っているので、このベッドの中で寝ている間、赤ちゃんドラゴンはドラゴン王国内だけでなく、他の神聖なスピリットの世界を旅することできるのです。
そして様々な世界を旅することで、それぞれの世界の美しさを体験します。
またスピリットの世界だけでなく、地球も旅します。
卵は洞窟の中にずっといるわけではありません。卵として成長する間、リリアーナがドラゴン王国に存在する全てのドラゴンに会わせてくれるからです。
そしてドラゴン達はそれぞれ、卵の中にいる赤ちゃんドラゴンに見せたい”美しいもの”を見せ、そして魔力を一つ与えてくれます。
魔力は赤ちゃんドラゴン全員に同じものが与えられるのではなく、それぞれの赤ちゃんドラゴンに”ふさわしい”力が与えられます。
こうやって赤ちゃんドラゴンは、卵の中にいる時から美しいエネルギーに囲まれ、美しいものを見て育ちます。
そして赤ちゃんドラゴンは、全てのドラゴンから魔力をもらうと、生まれて初めて創る魔法創造にとりかかるのです。