家との対話1

冬の空気が日増しに深まり、お庭のメダカ達とカエルはあまりエサを食べなくなりました。

もう冬眠に入ろうとしている様です。

私にとってメダカとカエルの冬眠を見守るのは初めての事なので、無事冬を越えられますように・・・と、祈るばかりです。

今月からお仕事を再開しましたが、2か月間のお休みは私にとって自分自身との対話はもちろんの事、「家との対話」をじっくり行う時間となりました。

家との対話が始まったきっかけは、ソファーで横になっている時にふと目にとまった”クリスマスソックス”でした。以前息子の為に購入したもので、ハンドメイドの作品です。

「手作業で完成させるのは大変だったろうな、楽しく心を込めて作ってくれたんだろうな・・・。だってこのクリスマスソックスからは、とてもワクワク楽しい気持ちとあたたかい心が伝わって来るから・・・。」そんな事を思いながら、クリスマスソックスを作ってくれた人に改めて感謝の気持ちが湧いてきました。

 
家の他の物にも意識が向いてきた私は、植物や絵、ぬいぐるみ、人形、おもちゃ、ソファー、テレビなど様々な物を見渡しました。そして当たり前の事ではありますが、それらのほとんどは私が作った物ではない事に気づかされました。

自然界が生み出したもの、誰かが創ってくれたもの・・・私の家は自然界や人間の恩恵を受けながら存在していることを、改めて実感したのです。

私は色々な人達が努力し作った物のお陰で、こうやって美しい物や便利なものに囲まれて毎日幸せに生きることが出来ているのに・・・
私はその人たちへ感謝する事から意識が遠のいていたことに気付かされました。

このことをきっかけにお休み中は、家にある特に目についた物に思いを馳せ、その物が生まれるまでの過程に携わったすべての人や自然に感謝を伝える事にしました。


そんな事を繰り返していたら、家をもっと心地よく豊かな場所にしたいという気持ちが湧いてきて、はりきって家の片付けをしたり、インテリアの模様替えを行いました。

でもそれはただの片付けや模様替えではなく、「家に存在するあらゆる恩恵への感謝」を込めながら行ったものであり、その様な感謝の気持ちの元一つ一つの物を配置していくと、明らかに全体家のエネルギーが変わっていくのを感じました。


それと同時に私の心の中に、
「家族や大切な人たちにもっと優しくしたい、もっと喜んでもらいたい。いつも感謝を伝えたい。」
という気持ちが湧き上がってきました。

そして、「大切な人達を含め、多くの人に喜んでもらえる何かをしたい。」
「多くの人にありがとうと言ってもらえる生き方をしたい。」
という思いが、私の中を満たしていきました。

いつも私の中心にある想いがパッっと花開き、私を癒してくれているような・・・とても心地よい感覚でした。

このような気持ちが湧き、満たされ、癒されたのは、私が家の中にあるあらゆる恩恵に気付き、純粋に感謝の気持ちが湧いてきたからです。
私が家の中にある恩恵に感謝の念を抱くことで、私の中心にある想いが目覚めて、私にとって本当の豊かさは何か改めて教えてくれたのです。


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