魔法
魔法陣
古代森の魔女時代、
魔術の流行により、生贄を使う魔女たちが急増した時期がありました。
私が創始者の森の魔女の流派は、自然界のエネルギーで魔法を創るため、生贄を使うような魔法は一切ありませんでしたが、
この時代は生贄を必要とする魔術も多々存在していたのです。
それらの魔術では、動物が生贄になることもあれば、ドラゴンが生贄になることがありました。
現在、ドラゴン王国は呪文を知るものではないと入ることが出来ませんが、古代森の魔女時代は誰でも訪れる事の出来る場所でした。
でもそれにより、ドラゴンの特別な力を手に入れようと、ドラゴンの体を狙う者たちも王国を訪れる事が出来てしまったのです。
私はこの生贄問題を遮断するため、ドラゴン王国のドラゴン達と共に、あるプロテクション魔法陣を生み出しました。
それは、「ドラゴン王国と地球の時空を閉じる、封印型の魔法陣」です。
この魔法陣を発動させることによって、地球からドラゴン王国へ訪れる手段はなくなり、
ドラゴンが生贄として使われることがなくなりました。
これにより、ドラゴン王国と地球は一時的に距離が出来てしまいましたが、私は個人的に秘密のルートを使い、頻繁にドラゴン王国を訪れていましたし、一部の森の魔女たちもドラゴン王国を訪れる事が出来ました。
沢山のドラゴンが犠牲になる前に、生贄問題を解決できたことで
私はドラゴン王国と更につながりを深め、特別な魔法を分けてもらう事も増えていきました。
現在はドラゴン王国と地球の時空は開いてありますが、呪文を知る者で尚且つドラゴン王国から招待された人でないと、王国を訪れる事が出来ないようになっています。